基本情報技術者試験を受けてきました

先日、基本情報技術者試験(FE)を受けてきましたので、その報告をします。

まもなく社会人4年目になろうとしていますが、仕事では特定の業務しかしてこなかったので、だんだん一般的な技術者の知識が身についているか不安になってきました。そこで今回、基本情報技術者試験を受けてみました。

本記事は、情報系の学部生であった筆者の視点で記載されていることをご承知おきください。

申し込み

基本情報技術者試験の申し込みは以下のサイトで行いました。

試験日のちょうど2か月前にCBT(Computer Based Testing)方式で申し込みました。CBT方式というのはコンピュータを使用して実施する試験方式であり、通年で受験が可能です。

私は知らなかったのですが、基本情報技術者試験もITパスポートみたいにCBT方式を選択できるようになっていたんですね。てっきり春と秋の2回しか試験がないと思っていました。

ちなみに受験日は申込日から3日目以降から選択できるみたいです。そのため、空席があれば申し込んで3日後に受験も可能です。

受験料は7500円でした。

出題される問題

基本情報技術者試験は科目Aと科目Bがあり、両方とも合格基準点(600点/1000点)を超えることで合格となります。

科目A

  • 問題形式:多肢選択式(四肢択一)
  • 試験時間:90分
  • 問題数:60問

科目AではIT用語の正しい説明文を選ぶ問題が主に出題されます。例えば、「クイックソートとは何ですか」とか、「ブルートフォース攻撃の適切な説明文はどれですか」みたいな問題です。逆に説明文から用語を選択する問題も出ます。

あとは場面設定がされて正しい値や適切な対応を選択する問題が出ます。例えば、「このときのコンピュータの性能はいくつですか」とか、「情報漏洩対策で適切なものはどれですか」とかです。

出題範囲はテクノロジ系が約6割・マネジメント系が約1.5割・ストラテジ系が約2.5割です。

私の場合、テクノロジ系のコンピュータやアルゴリズムについては大学で勉強してわかっていましたが、ネットワークやセキュリティに関する知識はあまり持っていなかったため、そこらへんを重点的に勉強しました。マネジメント系とストラテジ系については全く分からなかったので、過去問を解いて勉強しました。

科目B

  • 問題形式:多肢選択式
  • 試験時間:100分
  • 問題数:20問

科目Bでは8割がアルゴリズム・プログラミングの問題です。例えば、「配列の合計を求める関数を作りたいとき、空欄に当てはまる擬似コードは何ですか?」みたいな問題が出ます。

残りの2割はセキュリティに関する問題が出題されます。具体的な問題のシチュエーションが用意されて、そのときの最も適切な行動を選択する問題が出ます。

アルゴリズム・プログラミングの問題は大学2年生のときに学んだものでしたので勉強の必要はなさそうでした。

セキュリティの問題は試験前日まで問題があることを知らなかったです。そのためぶっつけ本番で解きました。

勉強方法

学習時間はだいたい以下です。主に通勤時間中に勉強してました。

  • 日数:2か月間
  • 学習時間:約50時間

受験を申し込んだ日に以下の参考書を購入しました。

図が豊富で読みやすく、参考書はこの本一冊で問題ないかと思います。ただ、私は試験日の1週間前までに12章中8章までしか読むことができず、マネジメント系とストラテジ系については勉強できていなかったです。

試験日の1週間前に過去問を解いたところ、正答率が5割くらいだったので、かなり危機感を感じました。そのため、参考書を読むことを中断して、以下のスマホアプリを使って問題演習に取り組みました。

App Store

‎「全問解説付 基本情報技術者 科目A 一問一答問題集」は、ソフトウェア開発技術者を目指すならぜひとも取っておきたい国家…

無料ダウンロードで約30問解いて良さげだったので、アプリ内課金880円で問題数を約380問に増加させました。最終的に試験日までに全問解き、解答の解説を読んでも理解できなかったところは参考書で理解を深めました。

あとは家事の合間にYoutubeでマネジメント系やストラテジ系の単語の聞き流しをしていました。

科目Bは5問ほど過去問を解いて、問題なさそうだったので、科目Bについてはほとんど勉強していなかったです。

試験当日について

試験当日は30分前にテストセンターに到着しました。

会場内

受付後に試験の同意書を記入して、待機していたのですが、試験室には身分証明書以外は持ち込めないらしく、腕時計もロッカーに置いておきました。また、ポケットの中身も確認されて、ハンカチの持ち込みさえ駄目みたいでした(FEの試験サイトにハンカチはOKであることが書いてあるのに)。

テストセンターではFE以外の試験の受付も行っているので、受付の人は各試験の持ち込めるものについて詳細に確認していないのかもしれません。

科目Aの受験

ボールペンと紙1枚とログイン情報シートを渡されて、科目Aを受けました。

科目Aについては直前までやっていた問題が何題か出題されてラッキーでした。

あと、デジタルディバイドの適切な説明文を選択する問題が2回出てきたので驚きました。選択する説明文は違いましたが、CBT方式では同じ問題が出ないように配慮しないのでしょうか。

マネジメント系とストラテジ系は1週間しか勉強しなかったので、いくつか落としてしまいましたが、大惨事にはならなかったです。

科目Bの受験

アルゴリズム・プログラムの問題は1問を除いて上手くできました。ただ、クラスに関するプログラムはよくわからなかったです。普段使っているC言語にクラスの概念がないので…。

セキュリティの問題は科目Aと違い選択肢の中に微妙に適切な選択肢も混ざっており、最も適切な選択肢を選ぶのが難しかったです。

前半の問題がスムーズに解けたので、時間は余るかと思いましたが、結局余った時間は1分くらいでした。

試験結果

試験の結果は解答した直後に画面に表示されて、点数は以下でした。

表:試験結果
点数 合格基準点
科目A 750/1000 600
科目B 810/1000 600

基本情報技術者試験はTOEICのようにIRT(項目応答理論)方式で採点されているため、1問ごとの配点はわからないですが、科目Aは15問くらい落としてそうです。

科目Bについては先ほど述べたクラスの問題とセキュリティの問題を2,3問落としてそうです。

とりあえず合格基準点を超えることができて良かったです。7500円が無駄にならなくて安心しました。

合格発表については3月14日とあったので、結果が発表されたらブログを更新したいと思います。

追記(3/20):基本情報技術者試験に合格しました!

図:合格発表
図:合格発表

4/10に合格証書が発送されるらしいです。合格証書が届いたらブログ更新します。

追記(4/14):合格証書届きました。

図:合格証書
図:合格証書

感想

全体の感想

今回、基本情報技術者試験を受けてみて良かったと思います。いままで勉強してこなかったネットワークの知識や仕事で必要となるマネジメントの知識をきちんと得ることができたので満足しています。

学生のころは基本情報技術者試験を受けることに懐疑的な視点を持っていましたが、社会人になってみるとITの常識を確認できる良い試験だなと思います。

おススメな人

  • 情報系の技術者とコミュニケーションの必要がある人
  • IT知識の抜けがないか確認したいエンジニア

情報系の技術者とコミュニケーションをとるためには必要な資格だと思います。私もネットワークのハナシを当たり前のようにする同僚に対して知ったかぶりをすることが頻繁にあったので、これで改善されるかなと思います。

あとはIT知識の抜けがないか確認するために受験すべきだと思いました。エンジニアになると偏った知識が身につくので、それを是正するために必要だなと感じました。

一方でエンジニアを志望する就活生の方に基本情報技術者試験はおススメしづらいです。出題される問題はITの常識問題ばかりですので、この試験の合格で他の人よりも技術力があることを証明するのは難しいでしょう。ただ、ITの常識を持っている証明にはなると思います。

今後について

基本情報技術者試験が上手くいったので、この調子でより高度な試験も受けたいと思います。次は応用情報技術者を取りたいかな。一応、本業は組み込みエンジニアなので、エンベデッドシステムスペシャリストまで取りたいです。